契約の転換と問題点

生命保険の見直し方法として、営業担当から転換を勧められたという方は少なくないでしょう。しかしこの転換には、様々な問題がありますので、あまりおすすめできません。
転換はなぜ問題なのか
生命保険の見直しのひとつとして、今まで加入していた保険を解約し、その払戻金を一時保険料として払い込んで新たな保険を契約する「転換」と呼ばれる方法を取ることができます。
しかし、この「転換制度」を選択した加入者からは様々な不満が噴出しています。
代表的なトラブルは、バブル崩壊以前の予定利率の高かった貯蓄性の高い保険を、利率の低い保険に転換させられてしまったというものです。
告知義務に関するトラブル
保険外交員にすすめられるままに生命保険の転換を安易に行うと、最悪の場合、必要な時に保険金が受け取れない場合があります。
転換の際、健康状態についての告知義務を行う必要がありますが、その際に外交員が嘘の健康状態を書くようすすめたり、告知義務についての説明を詳しく行わなかったりして、告知義務違反で保険金が受け取れないという問題が発生しました。
これは転換だけでなく、契約の際にも起こりうるトラブルです。
払戻金の充当に関するトラブル
保険の転換特有のトラブルとして、それまで加入していた生命保険の解約にともない払戻金を新たな保険に充当する際の振り分けが問題になることがあります。
「すべて積み立て部分に充当する」「すべて掛け捨て部分に充当する」「積み立て部分と掛け捨て部分の両方に充当する」という三パターンがありますが、すべて掛け捨て部分に当てた場合、それまでの払戻金がすべて使い捨てになり、また更新時に保険料が一気に割高になる可能性があります。